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  2020/06/21

  当たるも八卦、当たらぬも八卦

  女性は一般的に占いに興味があるようだ。女性誌の最後のページあたりには星占いが載っている。テレビで「今日、ラッキーな星座、カラー、アイテムは？」と占いのコーナーが多いのも女性を意識しているのかもしれない。

  私も星占いが載っていると、ついつい見てしまう。そして「あ～あ、見なければよかった～」と思うことがある。

  以前「手相の見方」というイベントに参加したことがある。会場にいた14～15人は全員女性。皆、自分の手のひらを見ながら聴いている。

  話によると手相は、精神変化的作用、環境の変化、心の持ち方で変化するらしい。

  手のひらの大きな4本の線について話しをしてくれた。

  親指、人差し指の中間あたりから手首の方に向かっている、生命線。寿命や生命力、これからの生活変化を表す。一番気になる部分だ。

  私は右と左では違っている。左の方は、短いのと長いのが1本ずつある。女性の講師曰く、「あなたのご先祖様は長命だったのでは？」と。父方の母は81歳、実母は86歳で亡くなっているから、それほど長命ではないと思うが……。右手を見ると生命線は手首のところまであるので、長生きかもしれない。でも、屈強な体でもないので、疲れたら横になって休んだり、第二の心臓と言われる、ふくらはぎを寝る前に押すなどして、体調管理には気を付けている。

  親指と人差し指の中間あたりから小指の方へ向かっている、知能線。物事の思考、判断力、理解力を差し、それによって才能や能力、性格などがわかる。私の場合、線が二つに分かれているので尋ねると「あなたは専業主婦ではないですよね。」と言われた。当たっているような、いないような……。

  小指の下から人差し指、中指の間に向かっている、感情線。人間の感情を表していて、物事の感じ方、心の強さを知ることができる。

  中指の付け根の下の領域に向かって伸びている運命線。

  講師はイベントの最後に「職業柄、皇族の方々が手を振っている時、思わずテレビの画面を見入ってしまうのよ。」と笑っていた。そして「いつも前向きに物事をとらえ、生きてほしい。」と言って話を締められた。

  僅か一時間半の話で詳しいことは聞けなかったが、とても楽しかった。

  

                                                    「廻」

  それにしても、どうして女性は占いに興味があるのだろう。

  男性は合理的な生き物なので、科学的根拠がないものには興味がないらしい。女性は、共感に重きを置き、理想が高く、優柔不断なところがあるので、ついつい占いに頼ってしまうという説があるようだ。

  信じるか否かは自分次第だ。くれぐれも占いの依存症にならないようにしたいものだ。